沖縄の友人からの手紙 (2002/10)


こんにちは、お元気ですか?



まずはベビーの誕生おめでとう。おじいちゃんから数えると三代目だね。

お互い独身の一番元気な時期に出会って、友人たちと飲んだり
議論したり、はちゃめちゃだったけど楽しかった。

それからお互いに新しい家族を見つけて、新しい命が芽生えて・・・
人間の「生のダンス」って、こうやって受け継がれていくのかな。

私たちが「継いでいくこと」の誇らしさを共有できるとしたら
お互いの何代にもわたる怒りや哀しみが、いつも胸に張りついているからだと思う。


「朝起きて、メシ食って、仕事行って、帰ってきて晩酌して寝る。
また朝起きてメシ食って・・・それでも自分はアイヌなんだ。」


数年前に初めて北海道を訪れたとき
一緒に飲んだアイヌの女性が言ったこの言葉が忘れられません。

伝統の唄や踊りができなくて、アイヌ語(沖縄語)も話せなくて
日本人と同じような服装で雑踏にまぎれて通勤する。

「朝起きて、メシ食って・・・」
そんな日々を送りながら、心のどこかで何かがいつもくすぶっている。
でも、火がついても行き場がなかったりするんだけど・・・


だから今は黒潮のなかに潜んでいます。
ゆっくり回遊していますから、ときどき遊びに来てくださいね。



家族の皆さんの健康と幸せを!

ハナハナ!


マーペーより



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