澤井 アク
 (北海道ウタリ協会本部理事)





ポン・オタストン
 (ネットワーク・ニサ
ト 代表)


「Ruykaの発足にむけて」

明治より北海道のアイヌは、日本政府の同化政策により、言語はもとより土地ともどもアイヌ文化を奪われ、苦しい生活に追い込まれ、日本国からも「旧土人保護法」と言う屈辱的な法律まで作られ差別をされてきました。

アイヌである私自身、アイヌ文化を教えられずに育ってきました。
また、私の両親をはじめ、祖父母も日本人になじもう、日本人になろう、と努力してきたと思います。
そういう旨にもかかわらず、周囲の日本人は「アイヌ」というだけで昭和の時代まで、差別といじめによりアイヌを苦しめてきました。
ようやく平成9年にアイヌ文化振興法が制定され、満足とは言わないまでも、少しはアイヌに有利な条件になってきました。
これも、諸先輩方の努力の賜物と思います。

これからは素晴らしいアイヌ文化を世に広め、アイヌを知らなかった人々に、北海道アイヌの歴史や文化を再認識してもらい、都合のよい日本の歴史ではなく、本当の日本の歴史が出てくることを望みます。
その為にも、若い君達で、我々はじめ祖父母たちがやり得なかったことを勉強し、諸先輩方のアイヌ感を学び、研究して、今日まで埋もれていたものを引き出してほしいと思います。
そして、アイヌ、シサムばかりじゃなく、他の文化を持つ人々と交流して、いじめや差別のない、日本国民としてプライドを持てる人間でいたいものと思います。

そして君達には「アイヌ・ネノ・アン・アイヌ」の心を、これからの日本を背負っていく人たちに教えていってほしいと願うしだいです。